アスリートは体をほぐしながら動いている!
先日、膝周辺の痛みを訴えている陸上選手に動作の初指導を行ってきました。
今回は100mと200mに出場です。
はじめは動作を見切るために、100mは指導せずに観戦。
結果は自己ベストに僅かに及ばないタイムでした。
予想していた通り体を硬くする動き。
時間があり、他の選手の動作もチェックしましたが、全体的にきちんとした指導がなされていないのが現状だと、感じました。
特に目立っていたのは
腕を後ろに強く振っている
もも上げからの末端(つま先で地面を蹴る)動作
結果重心の移動ができていない
細かく言ってしまうときりがありませんが、まずはこれを修正すれば大方問題ないと判断
そして、200mまでの間に「ある指導法」を伝授しました
一度の指導でどこまで変わるかは、その選手のセンスに委ねられますが、、
200mの結果はなんと、自己ベストを約1秒も上回りました。
そして一言
「この動き方だと疲労感がないし、膝の痛みがなくなった」
トップアスリートは「動きながら体をほぐしている」という言葉がありますが、まさにそれを体現しています。
地球上に存在する生物の中で、準備運動なるものをするのは、我々人類だけです
他の動物はいきなりダッシュできます
しかし、我々はケガの予防のためにと準備運動をします
なぜ健康に良いとされるウォーキングでさえケガをしてしまうのか
なぜケガをする人、しない人がいるのか
そのヒントは選手一人一人の「声」にあるのではないでしょうか