考え方
治療に対する考え方は治療家の数ほどある。
しかし、私が過去に見てきた考え方はどれも残念なものでしかない。
ある整骨院では「マッサージが一番リピート率が高い」という理由で慰安を提供し国家資格をお金のために使用している。
整形外科では患者の訴えにはフォーカスせず、画像の読影に自己満足して「医学的には」と言いつつエビデンスレベルの低い治療を行い医療費の増大に貢献している。
大規模なグループ展開している整体や接骨院は、これまたお金のために資格取得後間もない新卒者を短期間で院長にしたり、腰痛でも様々な原因があるにも関わらず、施術をマニュアル化して同じことしかしない。
なぜ医療費問題が解決されないのか、なぜ治療難民が増えているのか、もはや言うまでもない。
よくスタッフ紹介としてHPや院内ポップがあるが、「甘いものが好きです」「飲むのが日課です」などとても意識の低い人が多く、本当であっても患者にみせるべき情報ではない。
そして「スポーツでけがをした際にお世話になった接骨院の先生に憧れたのがきっかけでこの業界に入った」という療法家が多いがきれいごとだ。だったらもっとやるべきことがある。治せないせいで人生を挫折する人間がでる。治療難民はそういう人たちが作っているのだ。
また、このような院が「当院は根本治療を行います」と謳っている場合は単に全身の指圧やマッサージを行うだけの場合が多いので騙されてはいけない。
大手チェーンの治療院はお金儲けのための施術法やメニューを開発していると言ってよい。