治療とスポーツ
私が競技を離れるきっかけとなったケガから10年が経つ。
それの治療法と再発防止、その原因の追究や同じような選手を救うために色々な研鑽をしてきた。
だが勉強するほど足りないと感じることがたくさんでてきて焦ってしまう。
しかし、最初に出会ったキネシオロジーと初動負荷理論、この治療と動作という異なる分野をどうにかして結びつけたいと思っていたのがようやく形になりつつある(^^)
当時は「人間には良い動作と悪い動作が存在し、ケガをするのは悪い動作をしているからだ」という考えに満足してしまっていた。
しかし、良い動作をしてもケガをしたり、臨床の現場で治療を行ううちに、体の歪みや関節の硬さでそもそも良い動作ができなければ意味がないと気付いた。
単にストレッチなどで体が柔らかくなるのを待つだけであったが、ようやく謎が解けたという感じだ。
最近は同じ考えを持つスポーツ指導者や治療家も増えてきていて、私自身今まで表現しづらかった事も上手く説明できるようになってきた。
10年も経てばある程度科学やエビデンスでも証明されるようなったのではないだろうか?
10年前の「ケガをせずパフォーマンスをあげるには、腿上げをしない・地面を蹴らない」から始まった理論の集大成である。